唐鵙の蔵

統合失調症になったけれど前向きに人生を歩む人のブログ。日々徒然。

過去の投稿313

私の趣味は何かといいますと、こうして自分の主観でできた記憶をこねくり回して、だらだら記録し、後になって見返してかつての自分を呼び起こすことです。過去の自分との連続性を保つ意味でも、この趣味は私にとって大事な習慣でもあります。

といっても、日記の様なものではなく、言うなれば雑記。
その日に何をしていたかという事よりも、その時感じていた事を書き連ねるのです。自分の心の観察日記のようなものでしょうか。
彼らとのやり取りも別の記録として取っておいてあります。
後で読み返してみると、うっすらそんな事もあったなと、かつての自分が今の自分に降りてくる感じがするのです。記録をもとにして、その時の記憶にアクセスするのです。

そして、私は自分の感情の整理も兼ねて記録をつけます。
他人とのやり取りをしているその時にはあまり心の動きを感じないのですが、後になってじわじわ感情が湧きだしてきます。感情が伴うのがワンテンポ遅いのです。

それと、人は忘れるものですから。
こんな事を感じて生きていたと、私は心の記憶を味わいたいのです。楽しい事や苦しい事も、後でまた噛みしめた時には違った味がするのです。懐かしむ事も良いですし、気恥ずかしくなる事も良いです。苦しかった事も、後になってみれば違う味わいがするものです。さてはて、私にとっての娯楽は、自分の来歴と積み立てた自分の記憶を何度も振り返り味わう事でしたか。色々な感情を味わうのも、悪くはありません。

自分という人間の歩いてきた道を振り返るのは、まるで物語を見ている様で面白いのです。他でも無く、自分が主役の物語だから面白いのです。苦しい時ほど、後になって読み返すと味があります。
人間は誰もがその人生の主人公です。つまらないストーリーなど一つもありません。人間個人によって生きている世界も体感している経験も違います。物の見方も、感じ方も、好き嫌いも。ただ、その物語りを喜劇と綴るか、悲劇と綴るかは、個人の自由です。

私にも苦しい時期がありました。けれど、可笑しな世界に足を踏み入れ、何者か分からない隣人達に惑った日々。その体験は色濃く、私の物語の大きなパートになりました。今後もきっと同じでしょう。なれば、まだまだ、楽しめそうです。

さて、人生はいつだって本番ではありますけれど、私の人生はこれからというものです。ブランクを克服して、再び社会人として、今度こそ腰を据えて働ける職場に辿り着くのです。私のコンプレックスの一つが働いていない事なので、それが叶えば私は随分と生きやすくなるでしょう。そうと決まればまた明日からも、就労移行支援事業所での訓練に、前向きに取り組んでいきたいものですね。

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