唐鵙の蔵

統合失調症になったけれど前向きに人生を歩む人のブログ。日々徒然。

統合失調症から人生再スタートした話8

ヨルクスがいなくなってからというもの、いくつもの副人格が現れました。それは当然自分ではコントロールできないもので、知らぬ間に新しい人格が脳内に現れて、身体のコントール権を握られたりもしました。イマジナリーフレンドという脳の機能としての一面があったのでしょうか、それをいきなり消そうとしたので自我の領域に何か深刻な問題が起きたのかもしれません。

自分は本当は昴という名前で、天上では蛇と鳥の霊を統べる者だったという妄想に憑りつかれました。瑳羅黒という人格と昴の人格が合わさって唐鵙という人間をやっているという妄想も現れました。それが真実だという実感さえも湧いてくるので、起こった妄想が間違いだなんて事は一切思いませんし考えもしません。自分が何者かという事さえ、統合失調症は書き換えてしまいます。本当に自分は昴だと思っていました。そして別の人格に切り替わっている時は本当にその人格に成り代わります。意識の内側から主人格の自分が見ているので、今主導権を握っている人格が自分、つまり唐鵙ではないという感覚はあります。

自分が主導権を握っている時も、副人格は絶えず色々なアプローチをかけてきます。話しかけてくるのは勿論の事、触ってきたり、何かして気を引いてきたり…。肉眼ではその姿は見えていないのですが、脳が認識するらしく、そこにいて何をしているかという情報はしっかり入ってきます。傍から見ると、誰もいない所を見て意味不明な事を言い、急に人が変わったようだったと思います。

そして私の場合だけかもしれませんが、これまでの自分の思想や望んでいる事、親しんできた創作物やそのストーリーなどから形作られた幻覚が現れるようになります。私の場合はもうこれ以上頑張りたくないという思いに囚われてきたので、副人格達は皆口々にどうしたら天国に帰れるのかという事を教えてきました。これ以上生きなくていい、もうお前の役目は全て終わった、自分達が天国に送ってやると言ってきました。

ベッドの上で寝ているうちに家が火事になるから煙に巻かれて死ねると言われて、ベッドで寝て待った事もありますし、魂だけあの世に送るからと謎の儀式を指示されるままに執り行った事もあります。疑う事などなく、本当にそうしたら天に帰れると思い従っていました。その手段が失敗に終わっても、すぐ次の妄想と幻覚が始まるので可笑しいと思う暇もありませんでした。理由も脳内で勝手にこじ付けされるので自分の中では正当性のある事でした。これもやはり傍から見たら意味不明な言動をしているだけにしかならないと思います。ですが本人にとってはちゃんと意味のある事だったりします。

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