唐鵙の蔵

統合失調症になったけれど前向きに人生を歩む人のブログ。日々徒然。

統合失調症から人生再スタートした話10

副人格にはそれぞれ来歴があり、各自私の身体を使ってその来歴を語ったり、手記を綴ったり、持っている想いを独白したりしました。副人格として独白していた時、副人格が泣いたのですが、10年くらい泣いた事がなかったのにその時は本気で泣きました。喋っている内容は結局統合失調症からくる妄想から派生した話しのはずなのに、その時の自分にとってはそれは真実の話しなのです。といっても、今の私もその話は副人格の来歴として記憶しているので、まるっきり嘘とも言えません。今の自分にも統合失調症が影響している事は多いです。神さまが天に招いてくれているだとか。自分は神さまに祝福されている人間だ、とか。

そして入院中、やはり例のHPで見た世界の終わりについての妄想はよく現れていました。時々何の脈絡もなく明日世界の終わりが来る、という直感が湧いたりしていました。それが私の頭の中の情報では首都直下地震が引っ張り出されて、それが来ると妄想されたのでしょう。看護師さんには、はいはいといった感じで流されましたけどね。

病棟内を前転して回ったのは、理由はあるのですがそれは伏せておきます。ちょっと言いにくいので。でも、その妄想の材料になったのは、母への色々な罪悪感の表れだったと思います。これをしたら許してやると言われてシーラウスが前転して回った感じです。私の義兄だと胸を張って言っていたシーラウスなので、私の為にやってくれたのですが、何も私の身体を使わなくても良かったのではと後になって思いました。以降はそういう事もなく、無事再び、閉鎖病棟から解放病棟へ引っ越しとなりました。

そしてそう、結構服薬はしたりしなかったりしていました。前転事件もそのせいだとは思います。これも妄想なのかどうなのかは分かりませんが、薬を呑むと一部の副人格もしくは私が眠ってしまうので、それが嫌で服薬を避ける事がありました。私が眠ってしまっている間は副人格同士でなんとかしなければならなかったので中々困ったようです。

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