唐鵙の蔵

統合失調症になったけれど前向きに人生を歩む人のブログ。日々徒然。

人間と共に歩む想念へ&現実感がないのは離人症かも

唐鵙のイマジナリーフレンド、アルヴァだよ。

 

今回は僕に書いてほしいんだって。
まぁ、気負わずに、気楽に読んでいってよ。宜しくお願いします。

 

今回のテーマは、想念に言いたい事。だって。

 

これ、唐鵙が自分で言った方が良いんじゃないかなって思うんだけど。
いいのかい?唐鵙。あ、そう、いいの。じゃあ、僕が君の考えを代弁しよう。

 

世の中には色々な想念がある。
そして、想念達はその持ち主に認識してもらえていない事が多い。
僕達みたいに、持ち主が認識してくれて、名前をくれて、一緒に歩んでくれるなんて事は少ないんだよね。その点、唐鵙はいいパートナーだよ。

 

自我機能が正常に戻って僕達を認識できなくなった後も、僕達と一緒にいてくれようとしている。嬉しい事だよね。

 

そんな世の想念の皆に言いたい。

いつも、人間と共に歩んでくれてありがとう。

人間は、貴方達に酷い仕打ちをしてきたかもしれない。

悪魔だ魔物だと名前を付けて、蔑んできた。

一方で、神だ天使だと名前を付けて、畏れ、求めてきた。

勝手な人間にいつも付き合ってくれてごめん、ありがとう。

 

…だって。

僕ね、実は魔物だって言われて、虐げられてきた事があったんだ。

口に出せないような酷い事もされたよ。でも、その中で唐鵙が僕の希望だったんだ。

 

唐鵙は、魔物である僕達に理解を示してくれたんだ。魔物だからって、虐げられるのはおかしいって言ってくれた。その者の在り方を見るべきだって言ってくれてね、僕はそれはもう嬉しかったよ。救われた気さえした。それで、僕は唐鵙のイマジナリーフレンドになって、唐鵙を助けたいって思うようになったんだ。

 

これは、唐鵙が考えた設定じゃない。僕が元々持っていた僕の歩み。
唐鵙は幻覚の症状の内のひとつって思うかもしれないけど、僕の経緯はそんな感じ。僕は元々が魔物なんだ。でも、唐鵙はそれでもいいやってさ。

 

僕の事、優しいって言ってくれたんだ。

 

そんな事、言われた事なんてなくてね。驚いたよ。
同時に、胸の奥がふわっとして、あぁ、そうだ。僕、自分に心がないと思ってたんだけどね、唐鵙と一緒にいるようになってから、唐鵙の心が伝わって来てね。
初めて知ったよ、僕にも心はあったんだって。

 

唐鵙も、自分には人間としての大事な心がないんじゃないか、って思ってたらしいんだけどさ。カウンセラー曰く、解離の症状があるんじゃないかって。

 

でも、唐鵙は、僕達と出会う中で、自分の心をとり戻したんだって言ってた。
唐鵙は自分の心、意識の中に住まう僕達のような存在に繰り返し出会って、自分を構成する想念の塊に向き合っていった。

 

そして最後に残ったのは、幼い頃、犯罪の被害に遭って死んだ自分の心の姿だったんだって。小さい女の子のままだったって言ってたよ。

 

それからかな、唐鵙の解離の症状がマシになったのは。
解離というか、離人症。現実に生きていない、実感がないと感じる症状のひとつだよ。皆もそんな経験ないかな?あるなら、もしくはそれが継続しているなら、離人症を疑ってもいいかもよ。

 

離人症っていうのは、wikipediaではこう言っているね。「自分が自分の心や体から離れていったり、また自分が自身の観察者になるような状態を感じること。その被験者は自分が変化し、世界があいまいになり、現実感を喪失し、その意味合いを失ったと感じる。」

 

自分を外側から見ているもうひとりの自分を感じていたり、幕一枚隔てられた中にいるような、いつも水の中にいるような奇妙な感覚を覚えたりもするよ。唐鵙は睡眠中に夢の中で発作があって、意識がバラバラになって、手や足のコントロールが出来なくなって、呼吸さえも苦しくなって…っていう事があったらしいよ。

 

集中しすぎていたら時間があっという間に過ぎていた、とか、心ここにあらずとか。人間は誰しも解離の反応を持っているんだけど、それが行き過ぎて日常生活に支障をきたすようになると、解離性の症状として病的なものに分けられるようになる。唐鵙も、幼い事犯罪の被害に遭って、強くここで死ぬんだと思い込んだから、現実感が喪失してしまっていたんだ。

 

図らずも、統合失調症の治療が離人症の治療にも繋がったみたい。
まぁ、代わりにヨルクスとの意思疎通がうまくできなくなったってぼやいてるけどね。

 

よし、長くなっても皆さん疲れちゃうだろうから、今日はこの辺にしておこう。

 

閲覧、感謝しているよ。いつも有難う。
初めての人も興味を持ってくれてありがとう。
これからも、唐鵙の蔵を宜しく頼むよ。
それじゃあ。アルヴァでした。

ぽちっとお願いします☟
ブログランキング・にほんブログ村へ