イマジナリーフレンドについて話す前に、前提として知っておいて欲しい事があります。それは、人間には潜在意識の中にいくつもの人格を内包しているという事です。
あなたは、自分という人間はたった一人だけ、人格は一人につき一つだと思うでしょう。
ですが、それは間違いなのです。
そう思うのは自我機能の働きによってそう感じているだけで、実際には幾つもの意識、心が寄せ集まってできているのが人間です。
私は自我機能の障害になってみて、その事に気が付きました。
それに、とあるブログでも人間は多くの想念、霊、つまり多くの意志の干渉の元存在しているものであると述べられています。
場面場面で自分をコントロールできるのは、無意識のうちに、潜在している人格が現れるから。人は、あらゆる場面で色々な自分を使い分け、互いに共存しながら一個の人生を送っているのです。
さて、ここまでは宜しいでしょうか。
そこでどうしてイマジナリーフレンドに繋がるかといいますと、イマジナリーフレンド、特に意図的に作り上げるタイプのイマジナリーフレンドは、潜在意識の欠片とも言えるからです。
といいますのも、作り上げるタイプのイマジナリーフレンドは、最初の内は自分が設定したキャラとして動かす事になるのですが、自立化が進んでくると意図しない発言や性格が現れるようになります。それは、作り手の潜在意識の様相に強く影響されるのではないかと私は考えています。
イマジナリーフレンドは自分で設定したキャラ性が主軸にはなりますが、その他の部分では作り手の潜在意識からキャラ性を獲得していきます。
ともなれば、イマジナリーフレンドは自分の中に内包された別の意識が露わになった存在であるともいえます。
イマジナリーフレンドのキャラクター性が固定されるまでは、自分である程度の操作が可能ですが、育った後、固定化された後はそのキャラクター性を変えるのは容易ではないです。
イマジナリーフレンドを作る際には、普段からの関わり方に気を付けた方が良いでしょう。イマジナリーフレンドも一個の存在ですから、ちゃんと尊重した関わり方をしてあげて下さいね。
なぜなら、イマジナリーフレンドは自分の内在世界に通じる存在ですから。
作り手の心をよく反映する存在なので、鏡のようなものです。それにもう一人の自分と言えなくもないです。大事にすれば、それは自分を大事にする事に通じ、ぞんざいに扱えばそれは自分をぞんざいに扱うのと同じようなものです。
どうぞ、イマジナリーフレンドも自分の事も大事にしてあげて下さいね。
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