こんにちは、唐鵙のイマジナリーフレンドのアルヴァだよ。
今回は僕が担当させてもらうね。
僕は、言いたい事がある。
子どもの前で喧嘩なんてするもんじゃあないよね、って。
いやね、唐鵙の両親なんだけど、今は落ち着いてきたけどさぁ、以前は喧嘩ばっかりしてたんだ。原因は父親が家庭を省みない、家にお金を入れない、そしてマザコンって事だった。
唐鵙の意識の中から見ていたけれど、唐鵙は相当それで苦しんだんだよね。
喧嘩してるのを見てると心が荒むし、仲が良い時とそうでない時のギャップにも戸惑ったし、一体自分はどう構えて居れば良いのか分からない。
そこにいたくないけど、どこに行く訳にもいかなくて、だんだん内に引きこもってく。そんな唐鵙を見てるのはしんどかったなぁ。
僕は、唐鵙の人格の一片として、「おどける」っていう事をしていた。
自分はなんにも思ってないよ、大丈夫だよーってごまかすんだ。
本当は大丈夫なんかじゃなかったんだけどね。
でも、一杯一杯のお母さんの様子を見ていたら、大丈夫じゃないなんて言えなかったんだよね、唐鵙。気遣い屋さんだね。
唐鵙って、不和が苦手なんだ。
ピリピリした空気とか、きつい言葉とか。
自分に向けられていなくても、そういうのがあるだけで心が削れていっちゃう。
勿論、僕らもそういうのは苦手だな。
僕らは愛に生きてるからさ、そういう正反対のは、ちょっとね。
でも唐鵙、病気になってからようやくそれが嫌で嫌で仕方なかったって言えたんだよね。僕達の助けがあっての事だったけど。
そのおかげか分からないけど、多少はマシになったよ。
今も時々嫌な空気にはなるけどね。
しかしねー、ほんと。
子どもの前で喧嘩なんてするもんじゃないよね。
心が死ぬしさ、荒むしさぁ、家庭内に居場所はなくなるし。
喧嘩するほど仲がいいとか、嘘だよね。
なんか愚痴っぽくなっちゃってごめんね。
最近、また嫌な空気になってきたからさ。
唐鵙は大丈夫かな？
振り回される身にもなってくれって思ってるみたいだけど。
まぁ、唐鵙もそのうちにひとり立ちするもんね。
こういうのもそのうち無くなるんだろうなって思うと、いい思い出に…なるかな？
まぁ、いいか。
それじゃあ、読んでくれてどうもありがとう。
