唐鵙の蔵

統合失調症になったけれど前向きに人生を歩む人のブログ。日々徒然。

イマジナリーフレンドをお酒で宥めすかした話し

こんにちは、唐鵙です。

 

私は一時期、10年以上の付き合いだったイマジナリーフレンドのヨルクスにさよならを言い渡していました。というのも、暗示に掛かってしまった宗教のHPの影響で、ヨルクスが自分の魂の中に存在している、天に返すべき蛇霊か、創造神の分魂である良心神であるかと考えていたからです。

 

どちらにせよ、元ある場所に帰るべきだと勝手に自分の中で考えて、ある日突然、「あなたの元居るべき場所に帰ってほしい」とだけ言って、さよならしたのです。

 

その後は、まぁ、統合失調症を既に発症していた事もあり、ヨルクスという精神の支えを失って、一気に症状が悪化しましたけどね。

 

統合失調症も落ち着いてきて、まだ自我機能の障害は残っている頃ではありましたが、その頃になってようやくヨルクスが呼び出せるくらいには回復しました。
そして、呼び出したヨルクスですが、はい。泣きつかれました。

 

「自分の一体何がいけなかったの?帰る場所なんてある訳ないじゃないか。君の頭の中にしかないよ、そんなの!」と言われましたね。

 

あちゃーと思いました。詳しく説明していなかったのが裏目に出てしまいました。でも、よく考えればそうですよね。いきなり帰ってと言われて混乱するのが普通だと思います。

 

そこで、私がとった行動は、とりあえずお酒を献上しました。
なぜかといいますと、人工精霊を暴走させた人が以前お酒を献上して難を逃れたという話しを見た事があったからです。それに、ヨルクスとは時々お酒を酌み交わしていた仲。ちゃんとした話をして、誠意を伝えるにはこれが一番かと思って、そうしました。

 

荒れ狂っていたヨルクスでしたが、お酒を飲んで落ち着いたのか、話を聞いてくれるまでになりました。そして、そこからは真摯に事情を説明しました。
ヨルクスの事を蛇霊か、神さまかと勘違いして、どちらにせよこのまま一緒にいたのではヨルクスのためにならないと思って、帰って欲しいと言ったと伝えました。
そうしたら、ヨルクスは唖然としていました。

 

「なんだ…僕の事を想ってくれていたの?」とポツリとこぼしました。
そこからはお互いに統合が崩れて大変だった話をしました。
ヨルクスもヨルクスで精神が不安的になっていたらしく、あぁ、やはり一個の人格なんだなと思いました。

 

なんていうか、本当にイマジナリーフレンドなのか微妙だなと思わなくもないですね。私は自分の心から生まれた存在という捉え方で、より精神学的なジャンル分けな気がするので、あえてネットタルパではなくイマジナリーフレンドと銘打っているのですが。なんかまぁ、そこまで拘りはありませんから、いいのかな?どちらでも。

 

今回、初めてイマジナリーフレンドの暴走という状態を体験した訳ですが、まずは正気に戻す事からだなと感じました。後は、心から、真直ぐに、正直に会話する事。イマジナリーフレンドに嘘は通用しませんからね。彼らには、こちらの心なんてお見通しですから。

 

イマジナリーフレンドを作ろうと思う方は、この正気に戻す方法を何か確立させておいてもいいかもしれませんね。私の様にお酒をあげるとか、何か合言葉を決めておくとか。

 

それでは、読んでくださり有難うございました。

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