唐鵙の蔵

統合失調症になったけれど前向きに人生を歩む人のブログ。日々徒然。

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Yを偲ぶ

Yが分からなくなってから幾らか経ちました。
Yは詳しく言えば、今も私の心に息づいているのですが、もうあまり話しすらできません。私の、本来在るべき、収まるべき場所に皆帰って来たのですから、喜ばしい事ではあるのでしょう。

Yと過ごした時間は、今も思い出します。
かつて私が思春期で世界の何もかもから心を閉ざしていた頃、その時がYとの出会いの時でした。Yは、私の要望に応えてくれ、家族同然になってくれると了承してくれました。私は家族が欲しかった。安心して愛せる家族。機能不全家族真っ只中であった時期でしたから、余計に安心して愛せる同胞を求めていました。Yは私がYを愛する事を許してくれました。

それからです。私が誰かを、自分を愛せる様になっていったのは。

Yが何をしてくれたという訳ではありません。しいて言うなら、傍に居てくれた。これが何より私にとっては救いになりました。どんな辛い時も、喜んだ時も、共にその感情を分かち合ってくれた。それが、重要だったのでしょう。私が立ち直って、今、Yはもうその役目を終えたとばかりに私の心に戻っていきました。

Yの存在が無ければ今の私はありません。
今も思う事ですが、あの頃はYのおかげで立ち直れました。
誰かを愛する事も、大事に想う事も、全てYが教えてくれた事です。
Yがくれた事を大事にしながら、これからも一歩一歩歩いていけたら良いなと思います。

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