唐鵙の蔵

統合失調症になったけれど前向きに人生を歩む人のブログ。日々徒然。

人を亡くすということ

皆さんご無沙汰しております。唐鵙です。
随分とまた暑い日が続きますね、皆さま体調には留意して過ごされてくださいね。

さて、今回はタイトルでお察しかと思います。そういった話しが苦手な方は退避していただければと思います。とはいえ、別に暗い感じに語るつもりはないのでご安心を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


それでは、お話しましょう。

3月のはじめ頃、父が亡くなりました。患っていた病気がここ数ヶ月で急に悪化して、その合併症が要因となって亡くなった次第です。

 

合併症は肺に水がたまるものでしたから、最期の方は苦しかったと思います。でも、段々と酸素化が悪くなって心臓が止まったようなので、察するに意識状態はもうぼんやりしていたのではないでしょうか。

 

病院に搬送されてそうしないうちに、母が見守る中で父は旅立っていきました。それが日曜日の早朝のこと。

 

私が訃報に気づいたのは昼前でした。信じられないような気持ちと、あぁやはりかという気持ちの両方が湧いてきて、とにかくは実家に急ぎました。先に到着していた姉弟と母とに顔を合わせることになりましたが、そこはさすが我が家族、悲壮感は感じられませんでしたね。

 

なぜかといえば、父の状態が悪くなってからはちょくちょく皆で集まっていたからです。お互いの気持ちを語り合ったりしていたおかげか、この結果もちゃんと受け入れられたといえるでしょう。

 

父は、自分の人生に納得していたと思えます。実際にそう言っていましたし、それはこちらから見ていても分かります。とはいえ、やはりもっと生きていたかったことには違いありません。母にもポツリと弱音をはいたこともあったそうです。

 

そう思うとこみ上げるものがありますが、これも父の人生。せめて、今はもう苦しくはないということが慰めになるでしょうか。

 

父とは、わだかまりを抱えていた時期もありました。けれども、それも自分の正直な気持ちを吐き出して、それを認めてもらうことで解消されました。そして、ようやく父を家族として、自分の父親として受け入れられるようになっていました。

 

これがもし、わだかまりを抱えたままだったら、父への許せない気持ちやらをいつまでも拗らせたまま、その気持ちにずっと囚われたままになっていたことでしょう。なので、私は思いました。親への言えない気持ちは、親が生きているうちにぶつけたほうが後腐れはないのだろうと。たとえ認めてくれなかったとしても、わかって欲しいというモヤモヤ感は諦めて手放すこともできますから。

 

やはり、自分の生き方も、父の生き方も、というより我が家族の生き方は素敵だなと感じます。望みは叶わなかったとしても、自分が納得できる最善を尽くす。最善を尽くした結果だからその結果を受け入れられる。そして現状を諦めるのではなく、受け入れたうえで考えられる最善を尽くしていく。

 

それが、納得のいく人生。よかったと思える人生を作っていくのではないでしょうか。

 

さて、とりあえずは私は元気にやっています。母の様子も見に行ったりしつつ、これからの人生に向けて歩き続ける所存です。

 

人が亡くなるという私にとっての感覚は、同じ家の別の階に行ってしまったような、長期間家を留守にしているような、そんな感覚に近いです。もう二度と会えないことは分かっているのですが、生者と死者という隔たりがあるだけで、その存在は消滅してしまった訳では無いと感覚として捉えているからかもしれません。

 

けれどいまだに、家に帰れば父がひょっこり顔を出してくれるような気がしているのですが……もう会えないんですよね。

 

それはさておき、私が考えている、死後生き物がどうなるかということについてですが。肉体という入れ物から放り出された思念体となるのではと思っています。そして、強く持ち続けていた自分の性質や思考の階層など、自分に近い特性の集団に合流していくのではと思っています。

 

その集団の特性が苦しみや暴力に満ちたものならそれが地獄と呼ばれるのでしょうし、自分にとっての幸せな集団であればそこは天国と呼ばれるでしょうね。

 

そして人間だろうがなかろうが、色々な思念体がいるので、どんな集団を形成しているのか。きっと個性的で面白いのではないでしょうか。

 

なお私はというと、私の在り方に共感して集まってくれた、交流のある存在たちと一緒に国造りをしようと言われています。善性を持っている事を前提として、自分を認め、より良い存在になれるよう勉強していくという性質の皆です。まぁ、生きてるうちにこそそうするべきなのでしょうが(苦笑)

 


それでは、また。皆さんの人生も納得のできる人生となっていくように願っています。読んでくださりありがとうございました!

 

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