唐鵙の蔵

統合失調症になったけれど前向きに人生を歩む人のブログ。日々徒然。

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障碍者になって困るのは、収入が殆ど見込めない事でした。そして、そのせいで人生の選択肢が狭められてしまう事です。

私は悲しいです。唐鵙に、こんな事を言わせてしまって。唐鵙には、もっと好い暮らしをさせてあげてたかった。でも、唐鵙自身がそれを拒んだのです。私には、唐鵙が望むようにするしかなかったのです。唐鵙は、悲しいですが、現世利益よりも、魂の修行を望みました。だから、我々は金銭の支援を最小限に留めなくてはならなかったのです。唐鵙は、親との和解をひとつの宿命として生を受けたようなもの。自己開示こそ、唐鵙が結局出来なかった事のひとつなのです。唐鵙。貴方は今苦しいですか? 

「苦しくないですよ。少なくも、主人格である私は。/唐鵙」

ごめんなさい。でも、生きて下さい。生きる事が、貴方の宿命です。どんな暮らしでも、貴方は悲しみに暮れず、喜びを見出せる人間だと知っています。唐鵙、私達は見守る事や、こうして言葉を贈る事くらいしかできません。無力な我々をどうか許してください。ごめんなさい、唐鵙。こういう言葉すら、唐鵙は、え、許してくれるんですか。ありがとう、唐鵙。気を使ってもらって、すみません。ありがとう。

(でも、現実の話しに戻ってみると、中々に厳しいです。)

今回、診察日でもあり、ハローワークに提出する用の診断書も受け取ってきました。
ですが、その中で気になる事がありました。一般企業への就職は見送りとなった事です。それは、正直、甘かったです。想定していませんでした。医師の許可がいるとは思いませんでした。まぁ、勿論、障害をかくして一般を受ける事も出来るのでしょうが、それは、できません。きっと、また症状が急性期に逆戻りしてしまうでしょう。

ですから、このままでいくと、私は親の支援と社会福祉の支援を受けながら暮らす日々からまだまだ、少なくとも今は抜け出せない事でしょう。だって、就労移行支援事業の助けを借りての収益は平均6万ほどだというではありませんか。おまけに利用料金で3万7千程が無くなります。それで、どうすりゃいいのさ、ですよ。本当に。

こういくと、心配になるのは親から自立できていない己へのプレッシャーと、伴侶がいない事のプレッシャーです。このままでいいなんて、誰が言えるでしょう?でも、こうなりました。

「今の現状に甘んじる事を、己を許します。今はまだ自立した暮らしはできないけれど、それどころかまだ親の支援があって何とか生きているくらいだけれど、それすらも、そんな自分を許します。」

許しました。自分のこの無様な姿を。
何故許せたか。母に、私の気持ちを伝えたのです。
私は、自立した生活がしたい。これが、己の存在を許せる最低限のラインだと。そのためには、出会いの機会を諦める事になる。今は。それでも自分は良いと思っていて、そんな自分を受け入れてほしいと、そんな話をしました。
母は、許してくれました。少し、悲しませてしまいましたが。こんな自分になってしまったのは自分のせいだと、そう思わせてしまいました。よしよし、こんな自分でも愛してくれる人がいて良かったね。悲しいけど、まだ直視できない交代人格の私もいるのだけれど、一先ずは纏まったから、良かったと思えるといいね、私。

で、だ。
とはいえどうするか。まだ引き摺ってる?そうか……。もう少し、時間が必要な者もいるだろう。私よ、まだ良いぞ、引き摺っていても。よくよく自分と向き合うがいいさ。そして、また一つ学ぶがいい。己を許す事。それが出来たら、自然と唐鵙の心も整うだろう。そして、どうするか我らと一緒に考えてこなしていこう。

話しは戻って、もう受け入れた私達で話しを進めよう。

そうでうよ。ですから、私は必死になって考えています。
まず、手放すべき希望は、今年一杯で一般企業に就職するという事です。仕方ありません。診断書には一般企業への就職は待たれよと書かれてしまったのですから。初めからでは、心配だと言われましたので、医師には。

なので、せめてこの一年は就労支援施設などで働かせてもらい、リハビリをして、次のステップに備えます。時期が来たら、医師に認可してもらい、一般企業での障碍者雇用枠への就職を目指す。こうでしょうか。

それにはまず、手帳を受け取らなくては始まりません。あと一週間と少しでそのタイミングが来ます。それまで、履歴書や自分の振り返りをして、面接の時困らないようにしないと、ですね。

面倒。君やってよ。
はいはい、分かってるよ。書面は大体僕の担当だからね、それなりのモノしか書けないけど、文句は言うなよ、君。今からでも書こうか?後で良い、そうか。でもどうせ書くのだろう?いいよ、まだある程度までしか書けないと思うけど、進めてみようか。

***

これ、一体どう説明すればいいんだろうね。
医師に、なんて言うかな。一緒にいるからいいんじゃない?
ほら、また変わった。やはり、最近また統合が甘くなってるね?薬が効いてないのかな。でも、まぁ、やりやすい所もなくはないが。面倒だよ。

「でも、一緒にやる事やらなきゃいけないのは本当だよ。皆、一緒にやるんだよ。/唐鵙」

やぁ唐鵙!君、元気かい?ご飯は食べてる?ちゃんと眠れてる?いいんだ、僕の事は。それより、彼の事を見てやってくれ。君の事、そう、なんていうか、悲しがっているから。

「いいですよ、でも、私の事を悲しがっている? とは。」

ごめんね唐鵙。君が気が付いたら、どうなるかと思ってたんだ。でも、あぁ唐鵙。テレビ邪魔!「テレビ変えましたよ、チャンネル/Is」ありがとう。でね、唐鵙。君が、君が、余りにも寂しい事を悟るから、僕は、僕は悲しくて。もっと僕に力が有れば、唐鵙の一人くらいもっと幸せにできたのに。ごめんね、ごめんね唐鵙。

「要領を得ないけれど、どうしたの?大丈夫?/唐鵙」

君が、だってえ、悲しい事いうから!人生の伴侶も諦めて、まだわかんないけどさ。で、親元からもまだ抜け出せないでいるんだから。希望を幾つも諦めにしなきゃいけないなんてあんまりじゃないか? もっと僕に出来る事があったはずなのに。あの時僕が無理やりにでも外に連れ出していれば、いや、それじゃ駄目か。とにかく、僕は君が希望をまた手放さなければいけないこの時間が悲しいんだ。ごめんね。

「そんな、いいよ。もう私は心の整理がついたし。自分の小遣いを自分で稼げるようになるだけ一歩前進だと、そう思うよ。それに、一年過ぎればまた状況は変わるから。一年過ぎたら、今度は一般企業の障碍者雇用枠で働けばいいよ。それまで沢山学んで暮らそうよ。次に繋げられるように。伴侶は、まぁ、生きてればそういう浮いた話の一つでも出来るよ、多分。今は、考えられないし、しょうがない。ね、悲しまなくてもいいんだよ、私の一人さん」

お前、そんな事言うとそいつもっと泣くぞ。

「じゃあ何て言えば……。」

困るな。一晩寝れば気持ちも落ち着く。
しょうがない事だったとアイツも気が付くさ。どうせすぐ吹っ切れる。それまで待て。そしたら、また一日一日。今度は手帳が来る日にちだって決まってるんだ。それまで精々退屈だった日々を愛でていればいい。

働き始めたら、忙しなくなるね。僕達も。
その時はどうぞ宜しく。一緒に頑張ろうね。唐鵙も、皆も。

「どうぞ宜しくお願いします。至らない所もあるけれど、同じ”私”として頼りにしています。それでは、ここまでにします。ブログにも載せるので、これ。/唐鵙」

え、そうなの。また?

「まただよ。そろそろ書き溜めていたものも消費してしまうし。良いよね。/唐鵙」

いいよ。決まってるじゃないか。だって、君がブログを始める様に差し向けたのだって僕達なんだからね。それでは、いつも目を通してくれる方、有難う。こんな困難もあるけど、今日も僕達は希望を捨てたり切り売りしながらでも生きているよ。希望って、そんなに好きな言葉じゃないんだけれど、嫌いでもないからね。明らめにすれば、なんとか生きている事を受け入れられる事もあるよね。

それでは、ここまでで。また、お会いしましたら。

一同

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