僕がまた必要になったのかな。そうかい、ならまた書かなくっちゃね。僕の名はもういいね、それなら、書いていくよ。
世の中は、今、転換期にある。それは以前にも話した事と思う。
僕は、そこにはいられないけれど、確かに、今色々な事が移り変わっている、急速に。
かみさま、そう怖がらないで。
いつもありがとう、貴方達の働きが有るから、世の色々なものがもってるんだからね。僕も、僕の友達も、皆。
僕達はその渦の中には居ない。世の巡りを外から見守る事になる。かみさま達は、どうだろう。そこにいるかもしれないし、いないかもしれない。いたとしたら、無理はしないようにしてね。自暴自棄にならずに、人間達を、命を守ってあげて。それが、今できる善行、積み立てだと思う。偽善だって？ そんなの、やらない善行よりもやる偽善という言葉があるでしょう。だから、かみさま、僕達と一緒に働いてほしいんだ。命あるもの、命ないもの、その両方の為に。見えない彼らが、今然るべき場所へ向かっているよ。
そんな事、今更だよ。本当はそんな事無い方が良かったんだろうけど、世は良いものだけの世ではないから。だから、今回の件があるんだよ。世の仕分けをして、棲み分けが出来るように。
かみさま達も思いがちだけど、別に酷い仕打ちを受ける訳じゃない。ただ、耐える事は必要かもしれない。そんな事が何れは訪れるのだと、なんとなく。僕だって知ってるわけじない。でも、書けって誰かから言われてるから、こうして書くんだ。
そんな事、無い方が良いんだけど。本当に。
皆の無事を祈るよ、唐鵙と一緒に。
