唐鵙の蔵

統合失調症になったけれど前向きに人生を歩む人のブログ。日々徒然。

統合失調症から人生再スタートした話9

とうとう統合失調症が家族にもその影響を及ぼすようになりました。というのも、目に見えない想念同士を戦わせる戦争のようなものが起きているというお告げを貰い、家じゅうに防御の為の魔法をかける必要が出てきたからです。魔法には破ってはいけない決まりの様なものがあって、母にも協力してもらわないといけなくなったのです。

母にちゃんと挨拶するのと説明しなければいけないという事で、アルヴァという人格が主導権を握り、母の前に出てきました。アルヴァがいうには、私は真理を求めて自分達と接触したという話しで、自分も真理を求めていて同じことが起きた時、母親に説明できずに絶縁してしまったという身の上話を語りました。自分と同じ結末を迎えてほしくないので何とか解って欲しい、協力してほしいと説明しました。

母は当然混乱して、娘を出してくれと訴えました。私が出て更に説明すると、何とか協力する事は取り付けられました。そして当然ではありますが、明日、病院に行こうという話しになりました。私は解釈違いで、この戦争を乗り切るためにお世話になったカウンセラーの先生の元に行くという話しだと思い、了承しました。

次の日、行き先が病院であると知りましたが、その時は朝早くから家を抜け出し、神さまからの祝福を受けてご機嫌だったのでどうでもよかったです。母からあなた可笑しいと言われて、「うん。可笑しいよ」と言ったので即病院に行くためにタクシーが呼ばれました。私は統合失調症についての知識は一応持ち合わせていたのと、自分がいつもの自分でない事は薄々分かってはいたから出た言葉だったのではないかとは思います。でも病識は殆どなかったとは思います。

入院先でも副人格は次々に現れていました。そして増えた分、自分の身体の主導権の配分が割り振られました。左手は誰、右手は誰、というように各部位の担当が決まっていました。心の主導権は特別で、基本は私でしたが変わる事もありました。そうすると私は心の裏側に引っ込んで、副人格がする事を内側から眺めていました。

副人格達はどの人も協力的で、これまでの私の行いを肯定してくれました。ささやかに生きてきた事は自分の中でも肯定できていたらしく、その事が副人格の態度に反映されてたのだと思います。ちなみに病院に入ってからも儀式などはしていました。今度は例のHPで見た内容から着想を得た内容がメインでした。輪廻転生を終わりにする儀式だとか、霊を慰める儀式だとか、自分が神様業を代わりに執り行うつもりでやっていました。いつの間にか、そのような妄想に憑りつかれていたようです。

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