唐鵙の蔵

統合失調症になったけれど前向きに人生を歩む人のブログ。日々徒然。

障碍者が長く無理なく働く為に 特例子会社なら働きやすいかも

現在、私は地域の特例子会社で就労しています。
応募の切欠は就労移行支援事業所で企業見学の話しが舞い込んできた事です。見学に訪れた所職場の空気感も良く、色々な配慮が受けられるのでここだと思いエントリーしました。現在、ここなら長く無理なく働いていけるという確かな手ごたえを感じています。今回は特例子会社で実際に働いてみた感想を綴ってみます。

 

 

特例子会社って?

民間企業や地方自治体が障碍者の雇用を目的として設立する子会社のことです。
障碍者雇用促進法で企業の何割かの数障碍者を雇用する事が定められていて、大きい企業などは障碍者の働く子会社を作ってその基準をクリアしたりします。

 

 

普通の企業と何が違うの?

特例子会社は障碍者の人を雇う所です。一般の企業と違う所は、障碍者が長く無理なく働けるように色々な配慮がある所でしょう。例えば私の就労している特例子会社では通院への配慮として半日休が認められていたり、担当の支援員が常駐していて常に面談を受け付けてくれていたり、一時間に10分~15分の休憩時間が設けられていたり、お互いの配慮事項の共有手段が設けられていたり、他にも細やかな配慮事項が色々整っています。車いすを使用している方もいるので、施設の整備も行き届いています。

 

 

社内の空気は?

私の通勤している特例子会社はとても和やかな空気感です。
皆障碍者なので、お互いの相互理解がとても深いです。何かと今まで苦労して来た人の寄せ集めですから、皆人を思いやる心を持っていますし、障碍持ちになるくらい繊細な人が多いので場の調和を重んじる傾向があります。皆優しく、思いやりに溢れた人が多く集まっている印象で、互いに助けあって仕事をこなしています。
他の特例子会社も基本的に障碍者の雇用をしている訳ですから、傾向としてはうちと同じなのではないでしょうか。とはいえ、どこにあっても人の相性という問題はありますが。でも、そこまで心配しなくても良いとは思います。

 

 

ちょっと残念な所

障碍者雇用全般に言える事ですが、給料がちょっと少なめです。
昇給や賞与はあるのですが、やはり一般の求人と比べると心もとない所はあると思います。でも、それを補って余りある働きやすさが特例子会社の強みだと思います、

 

 

私の通っている特例子会社について

出勤は8:30で終業は17:00。大元の会社から請け負った仕事を皆でこなしています。業務の内容はしっかり定まっていて、マニュアルも完備。仕事が日々変わるという事もなく、安定して仕事ができます。ノルマも無し、電話対応無し。一時間に10分程度の休憩をはさみつつ、気分が悪く成ったら遠慮なくリカバリーできます。班に分かれて業務を担当していて、心配事や分からない事は班長副班長にすぐに相談できますし、支援員にも気軽に相談可能です。非常に働きやすい会社だと思います。

 

 

気を付けたい事

特例子会社によって業務内容は大きく変わります。自分がどんな業種を望むかはしっかり定めておいた方が良いでしょう。また、安定して働けるという事もあり、求人は結構倍率が高めになる傾向があります。ブランクがあって心配だという人や働いた事のない人は就労移行支援事業所に通って実績を積んで応募してみるのも手です。

 

mozunokura.hatenablog.jp

 

 

以上、特例子会社についてでした。
この記事が少しでも役に立てば幸いです。

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